3歳〜小学生までの英語教育のポイント
“子どもは何歳から英語学習させるべき?”
英語は、何歳から始めても早すぎることはありません。
この理由は、子どもの年齢に応じて、伸びやすい能力が違うからです。
0歳〜5歳/英語教育の低年齢化
- 日本語より英語を先に習う傾向
- グローバル化に追われる親世代の影響
- 多くの国が小学校1年生から英語教育を開始
日本において年々、英語教育の低年齢化が進んでいます。
NHKの「過熱する幼児英語教育 背景は」にあるように、日本語を覚える前に英語を習う子どもは、増加傾向にあります。英語が当たり前になってきている時代、仕事で英語に接し苦労を経験した親世代が、英語の必要性を強く感じ、自分の子どもには同じ悩みを持たせたくないという思いから、幼児への英語教育に注力しているようです。
英語教育の低年齢化は日本だけではありません。
世界64カ国の各国の英語教育の専門家への質問紙の調査報告によると、世界64カ国の過半数の国において、小学校1年生から英語教育を始めています。世界状況に比例して、日本でも段階的に小学校での英語教育が進められている今、積極的な幼児への英語教育により、事前に備えることが大切です。
- 0~3歳 → 脳の急成長により、言語習得能力が高い
- 3~5歳 → 使う言葉が一段と増え、音声が記憶に残りやすい
0~5歳においては、何にでも興味を示す時期なため、外国人と交流したり、外国語に触れたりすることで、他の年齢に比べて英語や異文化に対する抵抗が低くなり、将来の英語学習を円滑に進められます。
小学生/進む小学校での英語教育
- 90%以上の小学校で英語教育の実施
- 一定の成果報告あり
- 早い段階での英語学習が重要
現在、小学校での英語教育は、各々の学校に判断が委ねられているものの、約9割もの学校において、何らかの形で実施されています。
英語学習が行われている学校からは、英語に対する関心・意欲が高まったことやスキル面で一定の成果があったなどと、前向きな報告があがってきています。
世界の公用語として大きな役割を担っている英語は、グローバル化の急速な進展により、今後もより高い重要性を果たしていくと考えられます。世界中で小学校への英語教育が進む中、将来世界で対等に戦えるよう、できる限り早い段階での英語学習への取り組みが必要です。
- 6~8歳 → 英語の正しい音に触れると、正確に認識し再現できる
- 9~12歳 → 思考力や文章力、読解力など多様な能力を習得できる
残念ながら、小学校での英語教育は、まだまだ十分ではありません。多様な能力を吸収できる、大事な時期を逃すことなく、英語に馴染み、受け入れられるよう、しっかりとした学習が、将来の大きな鍵となります。